信頼される情報 郷土のために

 釧路新聞は1946(昭和21)年11月、東北海道新聞という名前で産声を上げました。後に戦前あった「釧路新聞」の題号を譲り受け今日に至っております。弊社の歴史はまさに釧路・根室地方の戦後史と重なり、郷土の復興と発展のため皆さまと共に汗を流し歩んでまいりました。
昨今、情報媒体は大きく変化し、特に、デジタル化の進展でインターネットを使った情報伝達の速さと規模は驚異的なものがあります。弊社も自社ホームページのほか、フリーペーパー「Life」の全戸配布など情報媒体の多様化に取り組んでおりますが、媒体が変化しても基本になるのは、提供される情報の信頼性です。釧路新聞にはこの釧路・根室地方の隅々まで張り巡らされた取材ネットワークと、皆さまとの間で長年培った信頼関係があります。情報を収集する確かな耳と目、情報に対する受け手の信頼があって成り立つ安心できる情報環境です。この環境を弊社は守っていきたいと考えます。毎朝確実に届く情報は、いつも刺激的であるとは限りませんが、誠実に真剣に地域のことを考え、日々を生きる皆さまの暮らしに役立つ新聞であり続けます。
時代の変化とともに産業の盛衰、人口の増減などを我々は経験していくのでしょう。この地域が生き残っていくために何をしなければならないのか、皆さまと共に考え、提言し、実行のお手伝いのできる会社であるために、全従業員が心を合わせて努力してまいります。これからも「釧新(せんしん)」をよろしくお願いいたします。

釧路新聞社代表取締役社長
星 匠

広大な土地・恵まれた資源 住みやすいマチ

釧路・根室2市10町村の私たちの郷土ふるさとの力と魅力を確かなネットワークで伝えてまいます。

釧路・根室について

北海道の最東端に位置する釧路・根室地域は2市10町1村からなり、その面積は約14,500平方㌔。全道面積の17.4%を占め、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を合わせた面積よりも広いのです。この広大な大地と冷涼湿潤な気候の恵まれた資源を生かし、内陸では乳牛を主体とした酪農業と林業、沿岸部では全国的にも有数の水産業が営まれ、北海道ブランドにふさわしい安心・安全な食の一大生産地域となっています。またパルプ・紙製造業も盛んです。
同時に、世界遺産に登録された知床国立公園をはじめ、阿寒、釧路湿原の3つの国立公園と、野付・風連、厚岸、斜里岳の3つの道立自然公園を擁していることでも広く知られ、自然豊かな観光地域として海外からも注目されています。近年では見る観光から滞在型観光への取り組みが進められ、長期滞在(ちょっと暮らし)も年々増加し、釧路市では2011年から連続で全道一となっています。